ミクロネシアの数学教育

2018年度1次隊シニア海外ボランティアとして、ミクロネシア連邦で数学教育に携わります。

教育局主催のワークショップ

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参加証明書を手に記念撮影

 効率的で効果的な授業をするためにはどのようにすべきか?教員にとっては常に追い求めるべきであろうこの問題に立ち向かうために、教育局主催のワークショップに参加しました。

 

今週の水曜日から金曜日まで、ポンペイ州教育局の会議室に指導的立場にある教員として校長、副校長、指導主事が集まったワークショップに私も一緒に参加させていただきました。講師は世界7ヵ国で教員研修を実施しているナタリーパーム博士をお迎えして、以下の6つの方法について指導していただきました。

 

1、授業の目的の立て方
2、明確な内容の伝え方
3、時間を最大限に有効活用するには
4、すべての生徒を参加させるためには
5、学習成果の測定方法
6、前向きな言葉の選び方

 

 私の第一印象としては、「特に目新しい内容でもなく、すべてこれまで何となくは意識はしていたものだなあ」ぐらいにしか感じませんでした。しかし、いざワークショップが始まると私の第一印象は誤りだったことに気づきました。

 

 一つの項目につき3時間の時間をかけて、受講者同士で意見を交わし、文章や図でまとめて結果発表することで、これまで自分がいかにいい加減な理解をしていたかということを、明確に認識することができました。3日間、18時間にわたり意見を交わすことは非常に体力を消耗しましたが、とても有意義な3日間となりました。

 

 最後に博士から各受講者に参加証明書を手渡していただきましたが、皆さんとても晴れやかな表情になっていました。